屋内でも最高の方角とされてきたのが、東南角いわゆる「辰巳」の方角です。朝陽が真っ先に当たる方角のため、この方向に玄関を置けば、明るい陽をあびながら気分よく家を出る出世門となり、子どもたちの寝室を配置すれば、さわやかな目覚めが期待できます。朝早く起きて勉学に励むようになるという理由から、巽部屋と呼んで子どもの部屋を南束につくる例が多いのも同じ理由からです。もともと日本で言われている「家相」の基本というのは、発端が大陸にあります。
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紀元前、秦の時代の中国で、いわゆる北方遊牧民が攻めてくる方向が北東側なのです。ヨーロッパやペルシャあたりの都市や城でも、北の守りを重視しています。反対に束や南に向かって門が設けられており、朝早く日が昇る方向に向かって出撃していったわけです。そのような経緯などから辰巳の門が最高の門とされているのですが、一般住宅でもこの方角に玄関をつくることがよいとされています。朝、家を出るときに、正面から朝陽が当たるため、すがすがしい気持ちで一日を始められるからです。