欧米では今や外断熱工法が主流で木造、レンガ造はもとよりコンクリート造の建物も外断熱工法でつくるのが常識となっています。なぜなら部屋の環境を一定に保つことを考えると、壁の内側で断熱をして外壁を外へ追い出すより、外断熱をして壁自体を緩衝材としたほうが部屋の温度差をおさえるだけでなく、湿度も容易にコントロールできるからです。もちろん壁だけの断熱ではほとんど効果があがりません。もししっかりと断熱しようとするなら、窓から熱が逃げないようにする必要があります。これも欧米の場合ペアガラスが常識で、一枚ガラスのサッシなどほとんど存在しないのです。それではなぜ日本では外断熱の普及が遅れているかというと、それだけ自然環境に恵まれていたからでしょう。ドイツやフランスの北部などでは窓からすきま風がはいったり断熟がしっかりしていなければおそらく凍死してしまいます。マイナス二十度の世界ではふとんをかぶるぐらいではとても寒さをしのげないのです。一方夏の天気の良い日はここぞとばかり日光浴に出掛けます。それだけ日光が貴重というわけです。
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