より有利なローンを選択するためにも頭金2割は準備しておきたいところですが、頭金の多少は購入時のみならす購入後にも影響を及ぼします。たとえば3000万円の新築マンションを購入し、8年後に売却せざるをえない状況になったとします、この時点での価格が、もし3割減の2150万円になっていたとしたら……。頭金なしで全額借入れをした場合、8年後には住宅ローンがまだ2988万円残っています、抵当権は、住宅ローンを完済しないと抹消することができないため、売却しても返済しきれない分は自己資金で賄わなくてはなりません。
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返済が厳しくなったために売却を考えている場合は、おそらく使える持ち資金がなく、売るに売れない状況になりかねません。一方、頭金2割で購入していた場合は、ローン残高は2391万円。なんとか売却代金だけで完済が可能です…… 売却せずとも住宅ローンの借換えをしようという場合にも影響があります。借換え時点での住宅の評価額がローン残高を下回っている場合は「担保割れ」となり、借入れできる金融機関が限られてきます。最近は担保評価額の200%、300%まで融資可能、というように担保割れでも利用できるローンも増えてきていますが、すべてのローンが利用できるわけではありません。また、担保割れの場合には、返済負担などの審査基準が通常より厳しくなることもあり、より借換えが難しくなることも考えられます。